14 12月

CoC「大正浪漫X2U」 令嬢×使用人 セッション概要

「大正浪漫X2U」 令嬢×使用人
  【大正浪漫X2U】 収録(第1幕) サイコロウパル様・作

時間:音声3時間(シナリオ記載)のため、テキストで9時間ほど?
舞台:大正8年 帝都探索(銀座~帝都全域) 
必要ルールブック:基本のみで問題ありません(雰囲気としてクトゥルフと帝国を参考にすることも可能です)
特記:ハンドアウトに秘匿配布あり。秘匿について以下の注記に気を付けてください。

【PC1 令嬢】 あなたは財閥の令嬢である。
しかし戦争の影響により、家は衰退の一途を辿っている。
力のない自分だが、心配性の父と入院中の母がいるこの家を守るために身を捧げることも厭わない。

【PC2 使用人】 あなたはPC1の使用人だ。
代々財閥に仕えており、この家を守ることで恩を返したいと思っている。

▼ あらすじ
時は1919年、大正8年。
第一次世界大戦が終わり、国中は終戦・勝利の喜びにあふれ、異国からの文化の流入や、民主主義の発展(いわゆる大正デモクラシー)によって、帝都は新しく華やかに移ろいでゆきました。
一方、その新しい波を受け、廃れ行くものもございます。
帝都では、戦争により多大な被害を受け、没落の一途をたどっていく華族も少なくありませんでした。
華族の令嬢であるPC1の家も例外ではありません。
これは、その令嬢と、彼女に仕える使用人にまつわる物語。

▼ 時代背景
令嬢は華族の一員で、代々地位と財産を築いていた。
しかし、時代の流れにより身分差がなくなり、経済活動に力をいれていない華族は没落していき、反面、資本家など財力がある者の権力が強くなり、その地位が逆転。
現在、令嬢の家もまた、他の華族同様、衰退を辿る一方だった。
もし没落してしまえば、家族は離散し令嬢は金の工面の為に身売りに出されてしまうだろう。
そのような事情により、令嬢の家に雇われた使用人の数は少なく、多くの役割を担う事を求められていた。
例えば学校の送り迎えから身支度、場合によっては相談相手となっているだろう。

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▼ 関係性 ×秘匿HO(ハンドアウト)
・「大正浪漫X2U」 は特性上、秘匿HOをプレイヤー任意での開示はできません。
もし相手のPL・PCに自分の目的や得た情報を渡したい場合は、KPの確認の上でPCを通して行うようにしてください。

・『X2U』シリーズは共通して、すべて固定の関係性と秘匿ハンドアウト(以下HO)が存在します。
HOとは、資料などの手渡し情報のことです。
秘匿HOとは、例えばPC1にのみHOが手渡された場合、その時点でPC2はその情報は得ていない、ということです。
PC2がその情報を得ようとする場合、交渉や奪い取るなどの方法をとらなければなりません。
またPC2は、あえてその情報を得ないという選択もできます。 
   
・このシナリオで探索者は、生還をすることとは別に、自分にのみ課せられた・知らされた情報(秘匿HO)によって、自分のPCの求めるエンディングへ導く必要があります。
それはお互いが対立する秘密であったり同じ目的かもしれません。
PCが物語を進める中で、PLはもう一人のPCの人物像や秘密を探り、彼(彼女)が敵なのか味方なのかを見極める必要があるかもしれません。

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